【実写映画化】キングダム53巻で、信と王賁が「100人将時代」の過去を話したワケ

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中国春秋戦国時代を舞台に、後の大将軍と後の始皇帝政の活躍を

描く「キングダム」の53巻が発売されました。

 

現在は、秦が「趙国」攻略の王都「邯鄲」の喉元の「鄴」を一気に狙って

いるという状況です。

 

52巻では、趙国の将軍「舜水樹」と犬戎の王ロゾが、

山界の王「 楊端和」を追い詰めた。

 

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これまた、先の気になる場面で終わりました。

 

まぁ、開始数ページで解決するんですけど。

 

 

 メラ族のキタリが行う復讐とか、

 

壁将軍の闘いっぷりとか、

 

 楊端和の戦略などなど語りたいことは

あるのですが、

 

 

今回は、53巻後半の

信と王賁が「100人将時代」の過去を話すシーンが

非常に良かったのです。

 

 

 

 

犬猿の仲だった信と王賁が、同時に隊の覚醒を図る

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 細かい話はしませんが、右翼側の将軍がいない状況で生き残る

ならば飛信隊と玉鳳隊は覚醒しないといけないことになります。

 

ここで、2人は隊の前に立ち激を飛ばすわけですが。

 

 

この檄を構造的に分けていくと、

 

 

五千人隊となった今では知らない者も多いかとは思うが、

最初は100人から始まった。

1人隊長の名前を挙げて、

「こいつも昔はおびえていた」と新人にも

過去の共有をさせる

今は八千人隊になったが、ここは通過点に

過ぎない。

信は、未来では数十万の兵を前にしゃべっているイメージ

を伝え、今のメンバーはその中心にいるべき兵だと

伝える

大きな志のために力を貸してほしい

 

 

一言で言うと、

 

こんな苦しい現状であっても隊長は未来を観ている。

そして、その未来には君たちもいるんだ。

 

 

という話をすることで覚醒を促しました。

 

 

信と王賁がこういう風に、過去を語りつつ檄を

飛ばすシーンって多分初めてなんじゃないかなと

思うんです。

 

檄を飛ばし、リーダーシップを見せるこのシーンが

観れたので53巻は最高でした。