【実写映画化】キングダム53巻で、信と王賁が「100人将時代」の過去を話したワケ
中国の春秋戦国時代を舞台に、後の大将軍信と後の始皇帝政の活躍を
描く「キングダム」の53巻が発売されました。
現在は、秦が「趙国」攻略の王都「邯鄲」の喉元の「鄴」を一気に狙って
いるという状況です。
52巻では、趙国の将軍「舜水樹」と犬戎の王ロゾが、
山界の王「 楊端和」を追い詰めた。
これまた、先の気になる場面で終わりました。
まぁ、開始数ページで解決するんですけど。
キングダム53巻、楊端和どうなるの?って読み進めたら5ページ目あたりでサクッと解決した。#キングダム
— 福田 光宏 (@selfinovation) 2019年1月19日
信と王賁が檄を飛ばし、隊を進化させるシーンが良かった。最初は100人から始まった隊も、5000人まできた。
— 福田 光宏 (@selfinovation) 2019年1月19日
でも、信の目標は数十万兵の大将軍になること。ここは通過点に過ぎないし、これを超えたお前らは英雄になると。#キングダム53巻
メラ族のキタリが行う復讐とか、
壁将軍の闘いっぷりとか、
楊端和の戦略などなど語りたいことは
あるのですが、
今回は、53巻後半の
信と王賁が「100人将時代」の過去を話すシーンが
非常に良かったのです。
犬猿の仲だった信と王賁が、同時に隊の覚醒を図る
細かい話はしませんが、右翼側の将軍がいない状況で生き残る
ならば飛信隊と玉鳳隊は覚醒しないといけないことになります。
ここで、2人は隊の前に立ち激を飛ばすわけですが。
この檄を構造的に分けていくと、
五千人隊となった今では知らない者も多いかとは思うが、
最初は100人から始まった。
↓
1人隊長の名前を挙げて、
「こいつも昔はおびえていた」と新人にも
過去の共有をさせる
↓
今は八千人隊になったが、ここは通過点に
過ぎない。
↓
信は、未来では数十万の兵を前にしゃべっているイメージ
を伝え、今のメンバーはその中心にいるべき兵だと
伝える
↓
大きな志のために力を貸してほしい
一言で言うと、
こんな苦しい現状であっても隊長は未来を観ている。
そして、その未来には君たちもいるんだ。
という話をすることで覚醒を促しました。
信と王賁がこういう風に、過去を語りつつ檄を
飛ばすシーンって多分初めてなんじゃないかなと
思うんです。
檄を飛ばし、リーダーシップを見せるこのシーンが
観れたので53巻は最高でした。